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カテゴリー: 山(想い)

どっちも正しいということ

昨日もある方のご相談を受けて考えていたこと。先日関西大学商学部で講義をした時に民主主義について説明するときにこの絵を使いました。


  

何に見えますか?という質問に対し、お婆さんと答える学生。
えっ??とリアクションしてくれた他の学生、
まじでナイスリアクションでした。みなさんももういっぺん見てください。


  

これは有名なだまし絵で、お婆さんにも見えるし、若い女性にも見えます。どちらに見えたか聞いてみると半々くらい。別にどっちにも見えるからどっちも正解です。一つの絵をどういう風に見るかという見方の違い。

 


議員をやってひしひしと分かりますが民主主義ってほんまにこんな感じです。例えば一つの公共施設を財政的な理由から廃止しようとなった時、使う人からすると『なに言ってんだ、こんな大事な施設。財政のためにすべきことなんて他にやることあるだろー!この施設ないと困るだろーがー!』となりますが、

使ってない人からすると『あら、そんな施設あったの?財政の為?壊したほうがいいわね。』となるわけです。


もっとわかりやすいのが介護保険料の値上げや年金支給額の減少。現役世代、特に若い世代の負担を考えれば介護保険料は値上げすべきだし年金支給額は減らした方がよいけれど、高齢者の生活を考えればそんなことはなかなかできません。


ひとつの事実を取り上げた際、見方によると良い政策にもなるし悪い政策にもなる(誰々にとって〜という主語をつけてくださいね)既得権益と呼ばれるものも、それができた経緯にはそれなりのものがあるわけで。


さて、そんな民主主義ですが、問題は政治家にはダメージを受ける側の声がとても大きく届く。逆に便益を受ける側の声は全くと言って良いほど聞こえない。ということです。もうね、びっくりするくらい便益を受ける側の声は届きません。ほんま出してくださいよ。というくらい。

 

先ほどの施設の話で言えば、廃止反対運動や署名活動はおこるけど廃止賛成運動は起きない。介護保険料値上げ反対運動や署名活動は起こるけど賛成運動は起きない。


で、問題は政治家がさそこでどうするか、ということ。目の前で展開される反対運動に賛同すべきか。サイレントマジョリティーを信じて反対派に非難されながら賛成するのか。反対運動に賛同すると目の前の人には大変褒められるのでそれは気分がよいことでしょう。でも実際は全体のことを考えるとよくないと思っている場合はどうなのでしょう。

 

もちろん、少数派の意見が駄目だと言いたいのではなくて、全体のバランスで見たときにどこを落としどころにするのかということ。汲み上げなければならない少数意見はたくさんあって、少数だからこそなかなか政策実現せずに厳しい想いもします。

何を胸に仕事をするのかが政治家の矜持。自分の何に対して、市民が投票してくれたのかを想い続けられるのかが腹の置きどころ。政治家としてかっこよく生きていきたいと思うのでこんなことも考えています。答えはないんですけどね。

自分は正しいと思う怖さ

この仕事は価値観や思想・イデオロギーのぶつかり合いの最前線に立つもので。もちろんパフォーマンスのような場面に遭遇することもあれば、普段既得権を嫌っていそうな方が気づかぬ間に既得権を守る側で全力で戦ったりする場合もあるのですが。

 

そんな場で4年半仕事をして思うこと。自分が絶対正しいと思い込んで戦うこと、本当に怖い。いや、大事なのですよ。正しいと思う力が強ければ強いほどエネルギーが高まり破壊力も強くなります。自分が絶対的に正しいのだから相手が傷つくことも厭わない。宗教戦争なんてまさしくであって、自由と民主主義のための戦いなんてものもこれにあたると感じるのです。

人には絶対に守らなければならないもののために立ち上がるべき時もある。でもね、結局相対的。知識や経験によって、あ!間違ってた!なんて気づくこともよくあるわけで。

 

その昔付き合っていた彼女が朝ごはんにハムエッグを作ってくれた。テーブルには醤油。ハムエッグにはウスターソース。ということが絶対的常識だと信じていた人生経験未熟な僕は、あれ?ウスターソースないの?と聞いた。

(?へ?)的な感じで首をかしげた彼女が冷蔵庫から出してきたのはオイスターソース。衝撃的な体験だった。彼女はウスターソースの存在を知らなかったのだ。

   

そんなことの積み重ねで結局彼女とは別れた。人の家でほとんどご飯を食べた経験がなかった僕は、家庭それぞれの食文化があることを知らなかったのだ。
その後いろんな経験をして、受け入れられる幅が爆発的に広くなった。

 

政治家3年目ぐらいからは共産党の主張も聞けるようになった。逆に政策や立場の判断基準が『おれは保守だから』というだけの人に遭遇して保守と分類されることに嫌気もさすように。

 

物事に対して常に考えるようにして、相手の立場にも想いをいたして、それでもやらなきゃいかんときにがっつり戦う。迷いが生じて力が弱くなる可能性もあるけど、それでもその方がよりよい結末になると信じて。十七条憲法の「和を以て貴しとなし、さかう事なきを宗とせよ。」というのもそういうことじゃないかなと思うのです。

 

今だったらオイスターソースの彼女も受け入れられ。。。。

 

いや、なんかやっぱりそこはそういう問題じゃないな。恋愛や結婚において食の合う合わないは大事。

議会でこんなこともやるみたいです

議会でコンサートを開く
ということを議長が提案されています。

昨日はそのリハーサルで
吹田市消防署の音楽隊が
演奏に来られました。   

 私は一番前の席なので
写真でもおわかりのとおり
至近距離すぎる感はありますが。
 

傍聴席で聞くととてもよいです。

音楽隊の皆様
素晴らしい演奏ありがとうございました。

 

議会コンサートについては
私は別に賛成でも反対でもありません。

 

何か目的があるのであれば
それでいいんじゃないかと思います。

 

例えば討論採決前に
演奏していただくことにして
市役所館内放送で告知をしたうえで
演奏に引き続き議会を傍聴していただくとか。

 

色々な取り組みは
よいと思います。

 

個人的には
議会資料のクラウド化や
閉会中の委員会開催の心理的ハードルを下げること
政策課題に応じた教授の紹介などの大学との連携も
進めたいなと思っております。

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