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日別: 2016年5月9日

同僚議員はライバルであるけど敵ではない件 その1

吹田市議会における27年度初当選議員、いわゆる新人議員にお声がけして勉強会を開催しました。ありがたいことに、11名中9名もご参加いただけました。皆さまお忙しい中本当にありがとうございました。

勉強会のテーマは、行政の動きと議会の動き。当選から1年が経過され、議員の1年間の動きが把握できたこのタイミングで、改めて市役所の事業実施のための予算編成の動きや1期目の議員がなかなか関わることのない議会運営委員会の概要をおさらいすることで、2年目からの議会活動をより活発にしていただきたいという思いです。

この仕事は基本的にOJTで日々の職務について系統立てて学ぶということは、かなり意識しないとできないように感じます。いろんな団体がやってる議員向けの勉強会も総論的なものはあるのですが、各自治体によって状況が全く異なることが多いので、しっかり落とし込みをしないとあまり役立ちません。しかも高いし。1年目でそれをやるのが個人的には結構ハードでした。

幸い私は4年前、西宮市長の今村岳司さんが議員時代、新人議員を集めて勉強会を開催してくださったおかげで政策から政治哲学、職員さんとの仕事の仕方など様々なことを広く深く学ぶことができました。1期目で予算修正案の提出ができたのもその時の学びと議会事務局のご協力のおかげです。

 

さて、表題の件ですが、同僚議員はライバルであるが敵ではない、という言葉。まぁ僕の考えなのですが、議員は選挙で戦いますし、会派とはいってうちの場合はほとんど国政政党単位でグループを組んでいてなんか「仲間じゃない感」が半端じゃないです。しかも地方議会でありがちなのが市長選挙を応援したグループや市長権力に靡いたグループを「市長与党」と名付けて、市長与党vsそれ以外、という構図にしたりするのです。

 

この仕組み、市議会議員の権限に由来するものなのです。

 

このネタになると長くなるので、今日は市議会議員と市長の権限の違いまで書きます。「しせいほうこく」で必ずと言っていいほど説明するのが市長と市議の役割の違い。

シンプルに書くと

役割
市長:予算編成権、人事権
議会:予算議決権
議員:議決における意思表明権

市長は市のリーダーとして市民の皆さんに納めていただいている税金の使い道を、職員と共に決めます。選挙で選ばれた絶大なる権力者。唯一の壁が同じく選挙で選ばれた議員で構成される議会。これがいわゆる二元代表制です。

議会は市長が決めた税金の使い道を認めるかどうか、決めることができます。議会が賛成すれば市長の決めた通り税金は使われますし、反対すれば市長の政策はストップします。そう、議会は選挙で選ばれた絶大なる権力者を止めることができる唯一の組織。

 

但し、多数決で。

 

議会を構成する議員は、議会の議決の多数決を構成する一員でしかありません。議会の存在意義として最も大きい議決権。議員一人はそのたった一票。もちろんその一票はたくさんの有権者の代表としての一票なので非常に重いです。重いですが、結論を変えるためには議会の過半数をまとめなければなりません。とても大変。

そして、もうひとつ。議員となるからには「市がこうなったらいいなぁ。」というのがたくさんあります。ありますが、予算編成権がないので自分の力ではできません。予算編成権を持つのは市長。議員は政策提案しかできません。

政策を実現したい議員としては、なんとか市長の権限を使いたい。と考えるのが人情。そこで出てくるのが市長与党。ですが、それはまた明日。

 

議会の権限について興味ある方は地方自治法96条に目を通してみてください。上ではわかりやすくするために物事を動かすために最も大事な予算について書きましたが、予算の他に条例の議決権や決算の承認権、調査権などもあります。

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