だいぶ前に書きかけて
下書き保存をしていた記事ですが。。。
長野の出張と前後するのですが
出張のきっかけとなった勉強会のお話です。
7月4日に
天米一志先生と
花井裕一郎先生を大阪にお迎えしての
勉強会に
参加いたしました。
天米先生は
元香川県満濃町の職員さんで
今は株式会社五星パブリックマネジメント研究所の所長です。
テーマは
「未来にプレゼントする仕事」
官民連携と民間資本の公共施設への導入に
ついて学びました。
天米先生の
講義を受けるのは
2度目でして
1度目は5月24日に
宝塚の大川議員が主催された勉強会
内容としては
これまでのPFI事業の概念を
覆すもので
PFIのイメージは
メガバンクと大手ゼネコンが
主導権を握って公共事業で
お金儲けをするという感じなのですが
(既存のPFIの私のイメージはそんな感じ)
地元企業と地銀で
特別目的会社を
作ることで
地域にお金を循環させることができるだけでなく
発注の仕方を
仕様書発注から
性能発注に変更するとともに
評価基準を
性能におくことで
単に費用を下げることを目的とするのではなく
同じ費用でなるべく質のいいものを
という観点に変え
住民にとってよい施設を
作ることができるということを学びました。
簡単にいえば
家を建てるときに
3千万の予算を組んで
価格を重視し入札して
設計や建築費を下げさせ
予算よりも安く家を建てることを
よしとするのか
3千万の予算を使い切る形で
性能や機能、デザイン等を重視し
コンペにかけて
想定以上のよりよい家をたてることを
よしとするのかの違いだと思います。
これから
公共施設の役割が問われる中
哲学が必要です。
なんのための
誰のための
施設なのか。
利用者を増やすためには
何が必要なのか。
図書館でいえば
有名な
武雄市のような民間の力かもしれませんし、
もっといいなァと思うのが
花井裕一郎先生が
館長を務められた
「まち図書テラソ」です。
花井先生の講義では
「まち図書テラソ」が
完成するまでの
最初の哲学や
図書館を作るために開催された
たくさんの市民で構成される協議会でのお話。
小布施という長野県のちいさな町の
まちづくりにかける情熱。
などを伺いました。
吹田市では
公民館の建て替えの
話しもございますので
そこで
市民を巻き込んで
使いやすい施設を
作っていくという施策が
必要です。
南吹田の公民館。
まだ間に合うかな。
この勉強会がきっかけで
休暇を利用して
長野県の小布施に
行くことになったのでした。